今回のベトナム豆知識講座はベトナムの“麺料理”です。
もちろん一番有名なのは、何度も取り上げたフォーですが、ベトナムには他にも何やら色んな麺料理があるようですよ。
今回もタムタム(当店のベトナム人女性スタッフ)に登場してもらいます。
ではみなさんご一緒に呼んでみましょう! “教えて~タムタム!!”
ベトナム豆知識講座 ~ベトナムの麺料理~
タムタム(以下タ):みなさんこんにちは。タムタムです。今回はベトナムの麺料理です。
みなさんはベトナムに行ったことありますか?
行ってみたらわかりますが、ベトナムには本当にたくさんの種類の麺料理があるので、
その種類の多さに圧倒されると思います。
店長(以下店):うんうん、ベトナムの人は毎日麺料理を食べているイメージ!特に朝ごはんに!
みんな同じ麺に見えるけど違うのかな・・・?
タ:はい。違います。ベトナムの地域によっても好まれる麺が変わります。
今回は代表的な4種類の麺を紹介します。
その1 Pho(フォー)
タ:まずはおなじみフォーです。フォーは米から作られた平打ち麺です。
生麺と乾麺があって、スープと合わせてフォーに使われる他に、炒めて食べることもあります。
店:へぇー、炒めて食べるなんて初耳!試してみたい!!
その2 Bun(ブン)
タ:2つめはブンです。ブンは米から作られた細い丸麺です。
生麺と乾麺があり、フォーに比べて幅広い料理に使用できるので、
ベトナムではこのブンの方を良く食べます。
店:なるほど。細い丸麺だから、フォーみたいにスープに入れて食べるだけじゃなくて、
ソースを付けて具材感覚で食べることもできるんだね。
タ:はい。ベトナムの生春巻きには、茹でたブンを具材で使います。
店:わーみんな大好き生春巻き!あれに入っているのがブンだったんだね。
春雨かとばっかり思ってた・・・(@_@)
その3 Mien(ミエン)
タ:ミエンは、緑豆やキャッサバなどのでん粉から作られた麺です。
乾麺のみですが、調理がとても簡単で短い時間で済みます。
店:ほー、これは日本で言う春雨だね。これも色々な料理に使えそう。
タ:はい。スープと食べる他に、炒めたりサラダの具材にしたりします。
食感はなめらかですが、少しコシがありしゃきしゃきしています。
カロリーが低くて食物繊維が多いので、ベトナム人女性はダイエット食にすることもあります。
店:春雨は日本でもダイエット食になっていますよね。ミエンの方が食べごたえがありそう!!
その4 Hu Tieu(フーティユ)
タ:最後はフーティユです。見た目はブンに似ていますが、丸麺ではなく角ばった麺です。
食感もブンより少しコシが強いです。
店:これもお米からできているんだね。ブンと良く似てるー。
タ:はい。このフーティユはベトナム南部で人気の麺です。
1950年頃に中国からの移民がこの麺を作ったと言われています。
始まりはそうなのですが、だんだんベトナム独自の具材を入れるように
なり、ベトナム人好みに変化していきました。
店:へー、その土地で料理が変化していったんだね。
HTBKってなんだ・・・?
タ:以上が代表的な4つの麺です。
最後に、この中の麺を使った料理で私が好きなHTBKの紹介をします。
店:いろんな麺のことを勉強できて楽しかった!
タムタムありがとう!・・・ってHTBKって何!?
タ:HTBKは、Hu Tieu Bo Kho(フーティユボーコー)のことです。
先程出てきたフーティユと、ボーコーと呼ばれるスープを使った麺料理です。
店:そうなんだ。HTBKって何かの合言葉みたい\(◎o◎)/
どれどれ、ボーコーはさらっとしたビーフシチューみたいなスープだね。
タ:はい。このスープは、フレンチのビーフシチューを参考にしています。
店:ベトナムはフランスの統治下だった時代があるから、その影響なんだね。
ん・・・ってことは、さっきのタムタムの話から、フーティユは中国からの移民が
作った麺だったよね。
そしてボーコーはフランスの影響。2つの文化が混じった料理なんだ!
タ:さらに、ベトナムならではの味付けを加えているので、
レモングラスなどのハーブがきいた、芳しく風味豊かなスープに仕上がっています。
また、パクチーや葉玉ねぎなど、ベトナムの食材をトッピングしています。
店:ということは、このHTBKはベトナム、中国、フランス、3か国の文化が
融合した料理になるね!!
タ:はい。3つの文化が混じりあい、ベトナム人好みの味に変わっていったのです。
Xin chào!ベトナム フーティユボーコー好評発売中★
ベトナムには本当にたくさんの麺料理があるんですね。いろんな文化を吸収して、新たな麺料理も生まれていっています。その背景を知ると、ますます興味がわきますね(*^_^*)
初めて聞いた麺や料理もあると思うのですが、当店ではフーティユボーコー、その名もHTBKを取り扱っています。
3つの文化が入り混じった、ベトナム南部で人気のビーフシチュー麺。
当店のフーティユボーコーは、ベトナム現地の“幻の屋台”で食べることができる味を参考に作りました。どれ位”幻”かというと・・・
まずはAM11時のとあるベトナムの街角。こちらはいたって普通の風景ですね。
それが、PM9時を回ったところでなにやら準備が始まり・・・
何もなかった通りが、にぎわいの屋台に・・・!!
この屋台の看板メニューがフーティユボーコーというわけなんです。
営業日時は決まっておらず、売切れ御免。ふらっと行って食べることができたらラッキー!!まさに”幻の屋台”です。
日本ではまだまだなじみの薄いこのフーティユボーコー。おそらく日本で取り扱っているのは当店のみです!セットの中身は、麺とスープ、香味油、そして具材入りのレトルトシチュー。
レトルトには牛ハラミ肉や人参の具材がごろっと入っているので、別に具材を用意する必要はないですよ(*^^)vちなみに、スープに辛さはありません。
これを食べれば、あなたも”幻の屋台”体験ができるかも・・・!?
Xin chào!ベトナム フーティユボーコー 購入はこちらから(楽天市場ショッピングサイト)
たくさんの種類があって、常に進化し続けるベトナム麺料理。
フーティユボーコーのことを初めて知った方も多いと思いますが、是非一度お試しください。
さらっとしたビーフシチューの様なスープは、たくさんのスパイスが効いていて、香り高い自信作です。
合言葉はHTBK!「HTBK食べたよ!」なんて話したら、あなたもベトナム通!?
最後までお読みいただきありがとうございました。
次回配信まで、お楽しみに!!